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　羽咋市は、同市飯山町の旧飯山小グラウンド跡に計画する邑知公民館など移転新築工事について、市議会１２月定例会での請負承認を視野に発注準備を進める。建築、電気設備、機械設備の３工種を予定しており、いずれも制限付き一般競争入札案件となる。工事費は外構などを合わせ３億５０００万円程度を見込む。
　同公民館（ＲＣ造２階建て延べ４６３・４４平方メートル）は１９６６（昭和４１）年に完成した。老朽化と狭あい化が進んでいることから、隣接する消防団第２分団と邑知学童保育クラブ（旧邑知第一保育所）を含む複合施設として移転新築し、新たな地域住民の活動・防災拠点を整える。グラウンド跡の敷地面積は約４３００平方メートル。
　施設規模はＳ造平屋建て延べ約９００平方メートルで、ホールや研修室、調理実習室、児童らの活動スペース、消防車車庫、トイレなどを配置する。次世代省エネ技術などの導入により、年間エネルギー消費量の大幅削減を目指す「ゼロエネルギービル」（ＺＥＢ）の実現も図る。現在、簡易基本・実施設計業務をＴ・Ｏ・Ｎ・Ｅ（金沢市）に委託しており、９月末までに内容を固める。来年秋の完成を予定している。
　今年度当初予算には、施設本体工事のほか、合併浄化槽や外構整備、施工監理委託料など計３億８３０８万円を計上している。