大田区は、田園調布小学校と東調布中学校の改築に伴い、基本構想・基本計画を一括して策定する。これに先立ち、策定支援業務を担当する設計事務所を公募型プロポーザル方式で選定する。5月8日まで参加表明書を受け付け同月下旬に一次審査、7月上旬にはヒアリング主体の二次審査を行い、業務の委託先を決める。履行期間は2018年9月30日、概算経費は3471万3900円(税込み)。
同区では、区立小中学校の約8割が建築後40年以上を経過した校舎を保有している。良好な教育環境を確保するため、老朽化の進んだ小中学校の校舎改築を計画的に進めており、17年度は新たに田園調布小、東調布中の改築に向けた準備に着手する。
田園調布小(田園調布2ノ31ノ16)の既存施設は鉄筋コンクリート造3階建て延べ6259平方b。1961年に建てられた建物を中心に主要な校舎の老朽化が進んだため改築する。
東調布中(田園調布南29ノ15)は、58年に建てられた鉄筋コンクリート造3階建て延べ7394平方bの校舎が改築の対象。高低差がある敷地に立地していることを踏まえ、施工条件なども考慮して基本構想・基本計画を固める。
17年度は当初予算にそれぞれ530万円ずつを計上している。
提供:建通新聞社