北海道建設新聞社
2017/04/20
【北海道】札幌市が19年度にも二十四軒団地建て替え着工へ−4棟を2棟に
札幌市都市局は、4棟120戸で構成する市営住宅二十四軒団地を2棟116戸に再編する。総事業費には約40億円を想定。2017年度は住民説明などを通じて意見調整を進め、18年度の実施設計に反映。19年度に2棟の解体と1棟目の建て替え着工を見込んでいる。
西区二十四軒3条5丁目の同団地は1970―72年度に建設された。既存棟はいずれもRC造、5階で、延べ2000―3600m²という規模。最も面積が大きい1号棟の1階には、定員120人の西区保育・子育て支援センター「ちあふる・にし」が入っている。
耐震改修や住戸改善は施しているものの、老朽化が著しいことから建て替えを決断。16年度に札幌日総建で基本設計を進めた。
このほどまとめた基本設計概要によると、新たな住棟はいずれもRC造で、1階に引き続き「ちあふる・にし」が入居予定の1号棟は6階、延べ5800m²、57戸、2号棟は5階、延べ4800m²、59戸とする見通し。
19年度に既存2棟を解体し、建て替え用地を確保してから1号棟に着工。21年度までの3カ年で完成させる。2号棟は21年度の実施設計を経て22―23年度の2カ年で整備し、建て替えを完了する。