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北陸工業新聞社
2017/04/20

【福井】1200平方メートル程度の規模で新設/栽培漁業センターマハタ種苗施設/−県−

 福井県は、福井県栽培漁業センター(小浜市堅海)で計画する、高級魚マハタの種苗生産施設について、S造平屋建て1200平方メートル程度の規模を想定している。
 17年度に実施設計を行い、詳細を詰めたい考え。建設工事に関しては18年度に実施したうえで、19年度には稼働へと運ぶ構えだ。
 新たな生産・加工技術の研究や資源管理、国際的な視野を持つ水産人材の育成を行う、水産学術産業拠点構想の一環として、栽培漁業センターに新設を図るもの。
 施設は1棟とし、陸上に整備予定。取水などは既存の設備を活用する。西川一誠知事は2月県議会で、「20年に今回整備する施設から供給された種苗を用いて養殖を開始し、22年夏には生粋の福井産マハタとして16トン、5000万円の出荷を予定」と答弁している。
 なお、県では当初予算で今事業に8035万2000円を計上。種苗生産施設の設計に加え、ふくいサーモン(トラウトサーモン)の中間育成施設の整備に向けた地下海水事前調査にも取り組む方針だ。

hokuriku