土岐市は、新庁舎建設工事を建築、電気、管に分離し、早ければ8月ごろ一般競争入札で公告する。現在、東畑建築事務所名古屋事務所(名古屋市中村区)で進めている実施設計を7月末までに完了させる。JV方式などの発注形態については今後詰める。
新庁舎は既存庁舎敷地内の土岐津町土岐口2101の面積1万4184平方bに建設する。既存庁舎南側部分を解体しながら工事を進めるため、解体工事も建築に一括する。
新庁舎の規模は鉄筋コンクリート造3階建て(一部プレストレス造と鉄骨造)3階建て延べ9576平方b。耐震構造で、規模は鉄筋コンクリート造1階部分に市民の利用頻度の高い窓口や部署を配置、2階に議会ゾーン、3階を執行部、災害対策室とする。駐車場部分は防災広場としても機能する多目的広場「土岐フォーラム」として庁舎北側に設ける。甍(いらか)屋根庁舎とし、土岐市の文化を表現する他、自然エネルギーの有効利用として太陽光発電設備を設置することや省エネ推進としてLED照明の導入、複層ガラスによる高断熱化などを計画している。付属する公用車庫や倉庫などの規模はいずれも鉄骨造平屋とし、延べ床面積は1705平方b。駐車場の収容台数は約348台、駐輪台数は40台。
概算事業費として新庁舎工事費に約40億円、外構整備などに5億円、既存庁舎の解体などに2億円を想定している。2019年度内の完成を目指す。
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建通新聞社(2017/04/20)