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建通新聞社
2017/04/19

【大阪】新淀川図書館整備 17年度は土地売却へ

大阪市は、もと淀川区役所・もと淀川区保健福祉センター跡地に、新淀川図書館を整備する計画で、民間活力を活用した整備手法の導入を検討している。2017年度は検討課題を具体化するとともに、建設用地以外の土地売却に向けた作業に入りたい考えだ。
 活用用地は全体で約5390平方b。もと区役所と保健福祉センター、その他市有地で構成する。所在地は、阪急十三駅から約200bの場所で、府道大阪高槻線に面し、淀川河川公園にも近い。個別用地概要によると、もと区役所と保健福祉センターの面積は4870平方b。用途地域は商業地域(建ぺい率80%)。準防火地域、防火地域の制限がある。庁舎などの建物が現存する。
 その他市有地は、建設局所管用地350平方bと水道局所管用地170平方bの計520平方b。図書館建設用地以外の土地を売却し、整備費に充てたい考えだ。
 新図書館のイメージとして、閲覧室やマガジンストリート、静かな閲覧室、カフェ、多目的ホールなどを備えた1841平方b規模の施設整備を想定する。
 現在、地域計画建築研究所・地域経済研究所・りそな総合研究所JVに委託して、新図書館の施設レイアウト図案の作成や、事業手法の検討などを進めている。市は、他の自治体の図書館整備事例などを参考にしながら、整備手法を詰めていく方針だ。