島田市は市民病院建設で、総合評価方式の技術提案評価型を採用、9月に発注公告、2018年1月の施工会社決定を目指す。実施設計は、4月中にも随意契約で委託する。6月には内部関係者と外部有識者による専門委員会を設けて、建築、設備を一括とするか、分割とするかなどの詳細な発注方法の検討に入る。
現在の東側駐車場付近に、鉄骨造(免震構造)一部鉄筋コンクリート造(耐震構造)8階建て延べ3万4000平方b(8階部分はヘリポートなど)、建築面積9200平方bの規模で建設する。
免震装置に加え、杭は摩擦杭工法と支持杭工法とし、災害拠点病院として南海トラフ地震などに対応できる強度を求める。病床は445床を確保する。エレベーターは、15人〜26人乗り11基、小荷物昇降機1基の12基を完備する。
21年3月の開院後には、4カ月をかけて鉄骨造耐震構造3階建て延べ1861平方bの現救急センターの改修を実施する。
その後、旧病院の解体や外構工事に着手、960台収容の駐車場やロータリーを整備する。既存病院規模は、鉄筋コンクリート造5階建て延べ3万4999平方b。
内藤建築事務所(京都市左京区)で進めてきた基本設計に、コンストラクション・マネジメント(CM)を導入、当初247億円としてきた事業費を241億円に縮小した。建設基本設計CMは、日建設計コンストラクション・マネジメント東京オフィス(東京都文京区)が担当した。
所在地は野田1200ノ5、敷地面積は約4万5580平方b。
提供:建通新聞社
(2017/4/19)
建通新聞社 静岡支社