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日刊建設タイムズ社
2017/04/17

【千葉】和合建設で詳細設計/県香取土木/国道356号小見川東庄工区/橋長68・2mの黒部川新橋

 県香取土木事務所は「県単道路改良(幹線)委託(仮称・黒部川新橋詳細)」を和合建設コンサルタント(千葉市中央区新宿2―3―6)に委託した。設計工期は本年9月30日まで。委託額は2580万円(消費税抜き)。
 同橋は、国道356号(小見川東庄工区)の社会資本整備総合交付金事業として黒部川に架かる橋梁を整備する。橋梁の規模は橋長約68・2m、幅員約10・5m(歩道片側2・5m)。形式は鋼単純非合成箱桁橋。同工区の橋梁は3橋を予定し、これまでに阿玉川橋と笹川閘門橋の2橋が完成している。
 阿玉川橋は2001年度に完成。規模は橋長65・4m・有効幅員9m。形式は鋼非合成鈑桁橋。施工は下部工が東洋建設、上部工はその1が東京鉄骨橋梁、その2が大真建設。笹川閘門橋は03年度に完成。規模は橋長37m・有効幅員9・6〜11・6m。形式は鋼単純非合成鈑桁橋。上部工は三菱重工業が施工。
 小見川東庄工区は市街地の交通混雑解消等を目的に整備。延長は8・7qで、02年度に阿玉川地先の1・7q、08年度末に東庄町笹川地先の約3・0qを合わせた4・7qで暫定供用し、残る4・0qで整備を進めている。
 同事業は84年度に事業着手。総事業費は約68億円を見込み、15年度末までに58億2500万円を投入。事業の進捗率は約85・7%となっている。用地買収は7万4693uの取得を予定し、15年度末までに約6万3922uを取得。15年度末での用地買収の進捗率は85・6%。
 国道356号は、銚子市を起点に東庄町、香取市、神崎町、成田市、栄町、印西市を経て我孫子市に至る全延長約96qの道路。県北部地域の経済活動や観光産業を支える重要な幹線道路となっている。15年6月には首都圏中央連絡自動車道の神崎IC〜大栄JCT間が開通し、圏央道と東関東自動車道と常磐自動車道が結ばれた。これにより、圏央道と接続する国道356号は、沿線各地の企業立地や人口交流等に一層重要なネットワーク路線となった。
 国道356号のうち、同事務所管内の延長は約50qで、下総神崎工区と佐原工区が供用し、現在、小見川大橋から利根川大橋までの小見川東庄工区で整備を進めている。k_times_comをフォローしましょう
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