日刊建設工業新聞
2017/04/17
【鳥取】17年度建設工事総合評価 県内各社の施工能力点を公表
県土整備部は、2017年度の建設工事総合評価に使用する県内約800社の施工能力点数を公表した。工種別に会社工事成績と生産指標額(または県工事受注額)をまとめた。(詳細は本紙18日付号に掲載)
評価項目「受注額」の分母は、「生産指標額×係数k1」もしくは「過去3カ年(13〜15年度)の県工事平均受注額」を選択できる。県工事を選んだ会社は、日野管内の土木一般をはじめ、法面処理、アスファルトなどの工種で多かった。
主要工種クラス別の生産指標額はここ近年、完工高の増加傾向に伴って16年度に比べておおむね上昇。係数を調整して上限額を決定した。
土木一般A級の上限額は3億7665万円(前年度3億7700万円)で前年度並みとし、美保テクノス、やまこう建設、井木組、八幡コーポレーション、興洋工務店、井中組、藤原組、特研工業の8社が該当。建築一般A級は2億6652万円(〃3億0770万円)と前年度よりも減り、美保テクノス、井木組、松本組の3社が該当した。
また、電気工事A級は1億6068万円(〃1億4924万円)、管工事A級は8970万円(〃8904万円)、アスファルトA級が1億2600万円(〃1億2915万円)。
格付け外工種では「法面処理」が7007万円(同7347万円)。
会社工事成績点数は、土木一般A級でみたこ土建の83・3点がトップとなり、次いで八幡コーポレーションが83・0点。建築一般A級は平田組と岩崎組、都市建設の3社が85・0点で並び、ジューケン84・6点、やまこう建設84・5点と続いた。
なお、会社工事成績の実績がない場合は、すべての工種で70点として取り扱う。
このほか、トンネル工事の受注額上限を2億2300万円(前年度は1億8400万円)に決めた。受注した年度に限って年度内期間中に受注額を効かせる。