白川村は、庁舎(鳩谷517)の老朽化や手狭化に伴い、建て替えを視野に入れた検討に入った。2017年度から整備に向けた基金の積み立てを始めた(17年度は3億円)。
成原茂村長は3月議会定例会で、「6年後に着手したい」と、目標を立てた。しかし財源の確保や、機能、スケジュール調整など、検討内容が山積で、順次、内部で話し合いを進めるとしており、着手時期は流動的になりそうだ。また、立ち上げ時期は決まっていないが今後、庁舎整備に関する検討委員会の設置も予定している。
現庁舎の規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ1561平方b。築後50年が経過している。途中、耐震補強もしているが、執務室の手狭化や老朽化も否めない。また、災害時の拠点施設でありながら、同地区が土砂災害警戒区域に指定されていることもあり、発災時に拠点機能が保てるのか不安視する声も上がっている。
そのため、今後設置される予定の検討委員会などで、移転などを含めた検討がされそうだ。一方で厳しい財政状況の中、財源の確保も課題の一つ。担当部署では「着実な基金積み立てで、着手時期を定めていきたい」としている。
提供:
建通新聞社(2017/04/17)