蒲郡市は、竹島町の「府相公民館」を移転新築する計画を進める。移転先となる竹島小学校や地元との調整がまとまれば、2017年度に設計に着手する。当初予算で計上した委託費は1830万円。
市は、同公民館が老朽化していることや土砂災害特別警戒区域内にあることから、竹島小(府相町3ノ40)敷地内の南校舎付近に移転させる方向で学校や地元との調整を行っている。
事業スケジュールについて市は、17年度に基本・実施設計、18年度に着工し、19年度の供用開始を想定しているが、学校や地元との調整を慎重に進めるとしており、計画が遅れることも視野に入れて事業を進めていく考えだ。
新公民館の計画規模は今のところ未定。既設の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ876平方b。1964年の建設。今後、公共施設の再編方針をまとめた「公共施設マネジメント実施計画」を基に、施設規模や導入機能を検討する方針。
市では、学校敷地内への移転新築が実現すれば児童と公民館利用者が触れ合える機会が創出でき、従来とは違った地域住民との交流が教育環境の充実、向上にもつながるのではないかと期待している。
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建通新聞社