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建通新聞社(中部)
2017/04/17

【愛知】東岡崎駅岡ビル解体に向け調査 岡崎市

 名鉄東岡崎駅に併設する「岡ビル百貨店」の解体に向けて岡崎市は、2017年度事業でテナントへの営業補償調査を実施する予定だ。現在進めている建物移転補償調査を踏まえ、所有者の名古屋鉄道(名古屋市中村区)との協議で具体化を図る。
 岡ビル百貨店は、岡崎市明大寺本町の名鉄東岡崎駅の駅ビルとして、1958年に開業した商業施設。施設規模は鉄筋コンクリート造3階建て6038平方b。建物の老朽化が進む中、テナントはピーク時の28店舗から現在は6店舗に減少している。市ではテナントの実態を把握するため補償調査費3000万円を当初予算に盛り込んだ。
 岡崎市が進める名鉄東岡崎駅周辺地区整備事業では、2期工事で新たな駅前広場整備とともに、南北の自由通路や西改札口を現在の地下から3階部分に整備するなど、新駅舎や新駅ビルの整備が盛り込まれている。このため、岡ビルの解体は避けられずこれまでにも、解体に伴う移転補償や費用負担などについて、名鉄との協議を進めてきた。
 2期工事は、現在進めている1期工事完了後の着手が見込まれる。1期工事は18年度にも完了する見通しで、早期合意を目指す。

提供:建通新聞社