金沢市の山野之義市長は13日、市役所で定例記者会見を行い、石川中央都市圏の上下水道部門で若手職員によるネットワークを設立する方針を明らかにした。
組織を越えたゼミナール形式による自立研修の場を設け、技術・技能の向上と職員間の連携強化を図る狙い。広域による上下水道事業の持続的かつ安定的な運営と一層の発展を目指す。
ネットワークは、上下水道担当部署に所属する概ね40歳以下の若手職員50人程度で組織する。ベテラン職員や東日本大震災復興支援経験者による講話、管路工事や施設耐震化工事等の現場視察、グループディスカッションなどを通して技術の向上を目指す。今月下旬に設立会議および第1回目のゼミナールを開く予定である。
山野市長は「経験豊富な職員からアドバイスを受け、技術や問題意識をつなげていかなければならない」と述べた。