岐阜県健康福祉部は、「ひまわりの丘再整備事業」の第3期(なごみ)の建設に向け、建設地にある既存施設、総合管理棟および職員宿舎の解体を計画している。この解体設計を河合建築設計事務所(関市)に委託した。8月末までにまとめる。工事は、2018年度早期に発注する意向だ。
「ひまわりの丘再整備事業」は、既存施設を除却し新たな施設を建てるスクラップ・アンド・ビルド方式で整備を進めている。事業主体は解体を県が、新たな施設の建設を社会福祉法人岐阜県福祉事業団(岐阜市下奈良2ノ2ノ1)が行っている。
今回県が解体工事として設計を委託したのは、ひまわりの丘のうち、既存の総合管理棟および職員宿舎。施設規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ約2800平方b。この他、倉庫などを含め全て解体しさら地にする。解体後の敷地は約7000平方bとなる。
工事を18年度単年度で完了し、その場所に県福祉事業団が新たな施設「なごみ」(想定規模、鉄骨造平屋2601平方b)を19年度の単年度で建設する。
計画では、「なごみ」の施設完成後に第4学園の機能を移転し、20年度に県の施工で第4学園(管理棟1棟、入所棟2棟計3棟)鉄筋コンクリート造延べ約2600平方bの解体・除却工事を行う。そこに再整備の最終事業となる第4期として、「いきいき・すまいる」(想定規模、鉄骨造2階建て延べ5936平方b)の施設を建設する。
現在は、2期工事として、事業団が「事務センター」(想定規模、鉄骨造2階建て延べ2489平方b)の施設を建設している。
「ひまわりの丘」の所在地は関市桐ケ丘3丁目地内。
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建通新聞社(2017/04/13)