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日刊建設タイムズ社
2017/04/13

【千葉】旧ちばキャリアアップCを改修/青少年女性会館は実施設計/当初予算に債務とも6・8億円

 県総務部資産経営課は、県有施設再整備事業として本年度、青少年女性会館大規模改修の実施設計と旧ちばキャリアアップセンターの大規模改修工事を実施する。県の当初予算に事業費2億2800万円(ほかに債務負担行為4億5300万円)を計上した。青少年女性会館は、中央児童相談所等の機能を移転し、機能を拡充。旧ちばキャリアアップセンターは、青少年女性会館にある男女共同参画センターなどの入居先として改修する。
 青少年女性会館の改修には実施設計費3476万円を計上し、意匠設計を行う。本年度で実施設計を行い、2018〜19年度の2か年で建設、20年度の供用開始を目指す。中央児童相談所と警察少年センターの機能を移転する。中央児童相談所は一時保護所となっているため、宿泊できる居住スペースを確保するほか、新たに研修スペースなどを設ける。
 同会館の所在地は千葉市中央区天台6―5―2。敷地面積は6124・36u。建物規模はRC造地下1階地上4階建て延べ4675・09u。最小Is値は0・45。
 施設の概要は、1階がロビー、エントランス、2階が多目的室、第1〜3会議室、相談室、3階が第4〜8会議室、茶室等、4階がホール、視聴覚室。施設内には男女共同参画センターなど県の出先機関が入っている。
 同会館は、青少年及び女性に対し文化活動の場を提供することで、青少年の自立性及び連帯性の伸長並びに女性の社会活動の促進を図ることを目的に1981年11月に設置された。
 工事は80〜81年度の2か年で実施し、建築工事を石川組、設備を給排水工事を伊藤水道、空気調和設備工事を芝工業、電気設備工事をモデン工業が施工した。
 また、既存の中央児童相談所の建物は旧耐震基準(1972年完成)で、Is値は0・98。建物規模はRC造2階建て延べ1588u。
 昨年度は、県県土整備部施設改修課が大規模改修工事耐震設計を向後構造設計事務所(千葉市中央区若草1―2―35)に委託してまとめた。
 一方、旧ちばキャリアアップセンター(千葉市中央区都町2―1)は09年度に閉鎖された。青少年女性会館が中央児童相談所等に転用されるため、同会館内にある男女共同参画センターなどの受け皿として活用するため再整備する。改修は、中央児童相談所の青少年女性会館内への機能移転に先行して実施する。
 昨年度で大規模改修の実施設計を千町村建築研究所(千葉市中央区新宿1―2―3)に委託。本年度で工事に着工し、17〜18年度の2か年で整備、18年度内の供用開始を目指す。建物規模はRC造一部S造4階建て延べ約2433u。事務所棟の電気・機械など設備、屋上防水などを含めた全面改修を実施し、エレベーターを設置するため、エレベーターと電気室を増築する。
 事業費は本年度当初予算に工事費1億9324万円と債務負担行為4億5300万円を設定している。k_times_comをフォローしましょう
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