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建通新聞社
2017/04/12

【大阪】大和リゾートが都市型ホテルに進出

大和ハウスグループの大和リゾート(東京都江東区有明3ノ7ノ18)が都市型ホテル事業に進出する。定期借地や新築ビルへの賃貸の形で出店し、都市部ながら同社が運営するリゾートホテルのノウハウを生かした作りとすることなどが特徴。京都市を皮切りに大阪市・名古屋市の3都市で計5棟を2019年4月までに開業する。
 大阪市内で会見した同社の柴山良成社長は「20年ぶりの新規ホテルとなるが、40年というリゾートホテルの運営実績を都市部で発揮したい」と意気込み、3都市の他、東京や横浜、福岡、広島など全国の主要都市で年間3〜4棟を開業、「20年までに10棟、将来的には100棟に増やす」との目標を掲げた。
 このうち、関西圏では大阪市や京都市内で優先的に整備し、足下を固めた上で周辺都市にもホテル適地を求めるという。
 合わせて既存のリゾートホテルについても、フラッグシップ(旗艦店)と位置付ける橿原ロイヤルホテル(奈良県橿原市)や浜名湖ロイヤルホテル(浜松市)などを中心に、躯体部分を含めた大規模なリノベーション工事を実施。「都市部とリゾート両方伸ばしていきたい」(柴山社長)考えだ。
 20年までの総投資額は、都市部・リゾート全体で200億〜250億円に上ると見ている。