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北陸工業新聞社
2017/04/12

【富山】第2四半期にWTO2件/いかるぎの大橋上部工着手/整備局富山

 北陸地方整備局富山河川国道事務所は17年度、国道359号砺波東バイパス事業に11億5000万円を投じて、「いかるぎの大橋」の上部工に着手する。上部工2件は、政府調達協定(WTO)の対象。
 発注見通し(5日公表)によると、第2四半期に▽上部その1工事 PC上部工L=180メートル▽上部その2工事 PC上部工L=240メートル―の2件を発注し、規模は7億4000万円以上15億円未満に設定している。工期は約14ヶ月。「施工者と契約した第三者による品質証明」試行の対象工事となっている。
 「いかるぎの大橋」は、プレストレストコンクリート(PC)の高架橋で、橋長が420メートル、全幅員が17・5メートル。同バイパスの未開通区間では唯一の長大橋となる。15年度から下部工を推進してきた。設計は大日本コンサルタントが担当。
 同事業は、国道359号の砺波市栴檀野芹谷から高道間の約6・1キロでバイパス整備を行うもので、1997年度に着手。高道から頼成間の4・5キロは、暫定2車線で開通済み。残る頼成から栴檀野芹谷間の1・6キロで完成2車線供用に向けた整備を進めている。全体事業費は約231億円。19年度の供用を予定している。

hokuriku