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北陸工業新聞社
2017/04/12

【福井】大安禅寺が修理事業/国重文の本堂など8棟対象/福井市田ノ谷町/今年度に調査、10年程度で

 臨済宗妙心寺派、萬松山大安禅寺(福井市田ノ谷町21―4)は、本堂や庫裏、開山堂など計8棟の修理事業を計画している。17年度に調査工事(設計)を行ったうえで、順調に行けば、18年度から本格着工へと運びたい考えだ。
 修理の対象となるのは国指定重要文化財の本堂、庫裏、開山堂、開基堂、宝蔵、鐘楼、山門、塀中門の計8棟。完了までには10年ほどを要すると見込まれているという。
 今年度は、寺院関係者と有識者らで構成の修理委員会を立ち上げるほか、文化財建造物保存技術協会で調査を実施予定。調査結果にもよるが、順調に行けば、来秋から本格的な工事に取り掛かる見通しだ。
 大安禅寺は1659年に、第4代福井藩主松平光通公が松平家の永代菩提所として建立。北陸三十三観音霊場の10番目の札所となっている。

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