ネッツトヨタ石川(金沢市西泉2丁目178番地、架谷洋司社長)は11日、白山市横江町土地区画整理事業施行地区内に同社ボデーショップを移転新築すると発表した。同町にある現ボデーショップが手狭になったことや同社が進める「鈑金塗装内製化100%」に向けた取り組みで、2018年3月のオープンを目指す。
計画によると、新ボデーショップの建設規模はS造2階建て延べ3419・96平方メートル(1階=3083・70平方メートル、2階=336・26平方メートル)。作業エリアであるストール数を現在の11ストールから33ストールに、塗装ブースは1ブースから4ブースに、大ダメージ車の修復に不可欠なフレーム修正機も2台から5台へ大幅に増設する。処理能力を現状の月間150台から将来的には400台を目標に、今後、全店舗の鈑金塗装を新ショップで対応していく。
さらに周辺地域の環境や作業員の健康に配慮し、塗料を100%水溶性に変更する。同塗料100%対応は全国ネッツ店でも105社中11社、オールトヨタ販売店でも23社にとどまっており、全国的にも先進的な取り組みとなる。
建設場所は横江町土地区画整理事業施行地区内22街区2番で敷地面積は約9900平方メートル。駐車台数は地上と屋上を合わせ237台。同区画整理区域への出店企業第1号となり、ショップの1階部分には新車販売店舗も併設されることから、同地区の活性化や賑わい創出にも貢献できるとしている。
設計は中島建築事務所(金沢市清川町)が担当。6月にも施工者選定を行い、8月に着工、来年3月末のオープンを予定している。