浜松市は、再生可能エネルギー由来の電力を最大限に活用するため、公共施設に蓄電池を導入する「バーチャルパワープラント構築事業」を開始する。官民連携による新規事業で、設計・施工から運用までを一括して民間事業者に委ねるDBO方式を採用。6月以降に企画・提案を公募する予定でいる。
計画では、市内の太陽光発電を設置している公共施設に蓄電池を設置する。設置施設は、平常時に一定の電力需要があり、非常時に避難や支援の拠点となる公共施設を想定。設置は4カ所程度となる見通しで、決まり次第設置のための事前調査を行う。17年度中の設置を目指す。
蓄電池の設置により、平常時は再生可能エネルギー電力の有効活用と公共施設の電力需要量を削減。非常時には既存の電力系統から切り離し、公共施設内に電力を供給することで防災機能の強化を図る。18年度以降は設置の効果を検証し、事業継続の可否を判断する意向でいる。
提供:建通新聞社
(2017/4/12)
建通新聞社 静岡支社