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建通新聞社(中部)
2017/04/11

【岐阜】モノづくり教育プラザ2期新築 設計委託へ 県商工労働部

 岐阜県商工労働部は、モノづくり教育プラザ2期新築を計画しており、近く設計を委託する。岐阜工業高校(笠松町常盤町1700)内へ新たな施設を建設する。2017年度内に設計をまとめ、18年度に本体工事を発注する計画だ。
 新施設の規模は、鉄骨造2階建て延べ1200平方b程度となる。内部には、実習で加工した飛行機などの部品をリアルに感じることができるよう、軽飛行機の実機やエンジンなどの配置を想定しており、現在関係者らと検討を進めている。こうした配置内容を詰め委託する設計に反映し、まとめる。
 新設する敷地は、同校内にある老朽化したテニスコート2面分の敷地を利用することを想定している。
 民間航空機の需要が今後20年間で2倍以上に増大すると予想されるなど、成長が期待されている航空宇宙産業だが、ここでも次世代を担う技術者の育成や確保が課題となっている。
 こうした中、岐阜工業高校が、15年4月にスーパー・プロフェッショナル・ハイスクールの指定を受けた。県は、これを機に航空宇宙産業の教育を加速させ、即戦力となる人材の輩出を狙い、岐阜工業高校内に「モノづくり教育プラザ1期」を整備した。飛行機の部品づくりに向けた航空部品の切削や組み立てに必要な基本的な技術習得に向けた実習ができる施設だ。同高校内の染色加工実習室(約200平方b)を改修し4月中に完成する。

提供:建通新聞社(2017/04/11)