富山県建設業協会(近藤駿明会長)が主催の「17年度合同社員研修会」が、10日から富山市の呉羽ハイツで始まった。11日まで。
研修会は、同協会会員企業と富山電業協会の25歳未満の新入社員らを対象に、社会人としてのマナーや心構えを学び、かつ仕事への意欲向上や同世代間の交流を図ってもらう狙いで毎年開いている。今回は107名(うち女性12人)が参加した。平均年齢は20・1歳。
はじめに近藤会長はあいさつで「昨年は自然災害が発生した1年で、県内では1月に南砺市に地すべり災害が発生した。建設業は安心・安全に暮らせるよう社会資本整備を担っているほか、災害が発生した場合の復旧も行っている。その役割を理解し原動力となるよう日々精進をお願いしたい」と述べ、さらに「失敗を恐れず常に高い目標を持ち、夢を追い続け飛躍をしてほしい。建設業の仕事は楽ではないが、形として地域に残る達成感がある仕事。地道な努力を重ね、いつの日かものづくりの魅力に気づいてもらえれば」とエールを送った。
この日は、同協会青年委員会副委員長で新栄建設取締役副社長の高平公輔氏が「建設業って何?〜建設業で働く魅力〜」をテーマに講演。引き続きよしともコミュニケーションズの高沢由美氏と秋田幸子氏が講師を務め、コミュニケーションスキルや職場でのかかわり方などについてアドバイスした。
11日は、高沢氏、秋田氏によるビジネスマナー講習のほか、「やる気元気で輝いている職業人になるにはどうすればいいか」をテーマにグループディスカッションを実施する。