北海道建設新聞社
2017/04/08
【茨城】小美玉市が小川南小校舎新築へ2カ年14・4億円
小美玉市は、本年度から2カ年で小川南小学校校舎新築工事を進めていく。当初予算に2カ年継続費14億4010万3000円(17年度=4億3203万1000円、18年度=10億807万2000円)を設定し、RC造3階建て5000u程度の校舎建設に着手する。できるだけ早い時期に一般競争入札を公告し、順調ならば秋ごろから着工する見通しだ。
この事業は、小川小学校と橘小学校を統合し、小川南中学校跡地(小川686―1、A約4万7153u)に小川南小学校を整備するもの。基本・実施設計は鰹建築研究室(水戸市)。1998年に建設された体育館(RC造2階建て、延べ2143u)はそのまま継続して利用する。プールについては小学校用に改修する。
新校舎は、中学校校舎を解体した跡地に、より角度を付けて南向きになるよう配置。これにより校舎後方の駐車スペースを広く取ることができるようになる。
学校へのアプローチは2カ所。既存の正門と体育館付近の入口を計画。また、既存正門の左側に車両動線を設け、想定されるスクールバス車両の動線と歩行者の動線を分離させることで安全を確保する。
内部を見ると、1階部分には職員室、校長室、放送室、保健室、昇降口、特別支援教室、多目的室などを設ける。多目的室は放課後児童クラブとして使用する予定。特別教室は、廊下を挟んで反対側に図工室と家庭科室を置く。
2階部分には1〜3学年の教室を配置。普通教室には多目的スペースを設けることによって教室を広く利用できるようにする。特別教室は理科室とラーニングセンターを配置する。
3階部分は4〜6学年の教室がメーンとなる。普通教室には2階と同様に多目的スペースを設ける。特別教室は音楽室を配置する。
8月ごろの着工を見据え、新年度のできるだけ早い時期に工事の一般競争入札を公告する。順調ならば18年12月ごろに工事を終わらせ、引越し作業などを経て、19年4月の開校を目指していく。
駐車場など外構工事も予定しているが、発注形態は現時点では未定。
なお、小川南小関連として当初予算には、法面保護工事に5186万2000円、法面保護工事に伴う地盤変動影響調査業務委託に296万円を計上している。