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北陸工業新聞社
2017/04/07

【新潟】北陸整備局が小須戸橋架替/今年度は詳細設計に着手へ/新潟市と基本合意

 北陸地方整備局と新潟市は6日、新潟市役所で小須戸橋架替工事に係る基本協定締結式を開き、橋梁架替および旧橋撤去、堤防嵩上げを工事範囲に、施工主体を同局とする内容について基本合意した。
 河川管理者である北陸地方整備局からは中神陽一局長、伊藤和久河川部長、目黒嗣樹信濃川下流河川事務所長、道路管理者である新潟市からは篠田昭市長、熊倉淳一理事秋葉区長、本田均土木部長が出席。中神局長と篠田市長が協定書に署名した。篠田市長は「6年前の豪雨では人命を失わずに済んだが、小須戸橋が信濃川に潜ってしまい、大きな支障が出た。安全安心、利便性の確保へ協定を結べた」と感謝の言葉を述べた。中神局長は「治水の安全性を高めるため、橋梁の架替、堤防の強化へ本格的に事業着手する。また、関係機関と安全性の向上に向けて取り組んでいく」と抱負を語った。
 1963年に架設され、新潟市秋葉区と南区を結ぶ小須戸橋(橋長214メートル、幅員8・5メートル)は信濃川の洪水時には水没し通行不能となる「もぐり橋」で、橋梁部分の堤防の高さが不足している状態。信濃川下流の治水安全度を上げるため、現橋から上流に750メートル移動した場所に新たな橋梁(橋長約600メートル、幅員約12メートル)を架設し、現橋を撤去後に堤防を嵩上げ(高さ約2メートル、幅約25メートル)する。現在、市で進めている小須戸橋予備設計(担当=開発技建)が終わり次第、同局から詳細設計を発注するとともに、用地買収にも着手していく。橋梁の形式や事業費などは詳細設計の中で確定させる方針だ。28年度(平成40)末までには整備を完了させたい意向。

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