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北陸工業新聞社
2017/04/10

【石川】6月補正に造成費計上へ/(仮)小松大学末広キャンパス/小松市/19年秋までの完成目指す/

 小松市は、(仮称)公立小松大学の校舎整備について、末広キャンパスの用地造成費用を6月補正予算案に計上する方針で準備を進めている。建屋に関する工事費の計上は未定だが、19年秋までの完成を目指す。
 小松短期大学(四丁町地内)と、こまつ看護学校(向本折町地内)を統合・再編し、4年制の大学を開設するもの。市は昨年10月、文部科学省へ設置認可を申請。今夏の認可決定、来年4月の開学を予定している。
 計画によると、保健医療学部臨床工学科が入る末広新キャンパスは看護学校の西側で、RC造2階建て延べ2400平方メートル程度の規模で新築する。来年度からの新入生は当初、JR小松駅前で建設が進む「小松駅南ブロック複合施設」を活用した中央キャンパスで教養教育課程を学ぶ。その後、2年生の後期から末広キャンパスを利用するカリキュラムとなる。
 このほかの校舎整備では、看護学校の北側に隣接する「すこやかセンター」の改修(床面積合わせて3581平方メートル)、粟津キャンパスとなる小松短大の改修(RC造4階建て延べ6525平方メートル)なども行う。実施設計は双星設計が担当。
 初期投資は、校舎整備費や用地造成費などの施設整備費として15億円、設備費や図書費、システムなど設備等整備費に5億5000万円の計20億5000万円を見込んでいる。
 学部構成については、小松短大を転用する粟津キャンパスは、生産システム科学部の2学科で構成。看護学校を転用する末広キャンパスでは、保健医療学部の2学科が入る。駅前の中央キャンパスでは、複合施設の2・3階を同大が借り上げ、国際文化交流学部の2学科を設置する。2階に入る大学図書館も一般開放する。
 なお、当初予算には大学運営や法人設立に伴い、必要な各種情報システム整備費や広報活動費など6830万円を計上している。

hokuriku