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　豊川市は、日立製作所豊川事業所跡地を取得することで、同社と基本合意した。契約主体は豊川市土地開発公社で、12月に本契約を締結する見込み。
　日立製作所の豊川事業所跡地は面積８万３０００平方�bで、同市は北側の面積７万４５００平方�bを取得する。取得価格は36億１７２０万円。また、南側の面積８５００平方�bについては、隣接する菓子の製造販売を手掛ける香月堂（豊川市白鳥町兎足１ノ10）が、本社白鳥工場を拡張する計画があり、用地を取得する予定だ。
　同市によると、取得予定用地のうち、面積約２万３０００平方�bは住宅用地として土地開発公社が事業展開する。残る用地については、市が新文化会館や駐車場などを整備する方向で調整を図っていく考えだ。
　日立製作所豊川事業所は、２０１６年３月に生産を終了した。既設建築物の解体や土壌汚染調査は日立側が行う。現在の工業用地から用途変更にめどが立つ12月ごろに本契約が見込まれる。
　建設地は名鉄八幡駅に近い白鳥町野口前。

提供：建通新聞社