愛媛県が整備を進める地域高規格道路大洲・八幡浜自動車道のうち、未採択区間の「大洲西道路」(3・3`)が新規事業採択され、2017年度から事業着手する。17年度には4000万円の事業費が配分され、地質調査・測量設計を推進する。
大洲西道路は、四国横断自動車道大洲道路の大洲北只インターチェンジ(IC)から平野IC(大洲市平野)までの延長約3・3`。区間内の構造は土工部が1・2`、橋梁部が1・0`、トンネル部が1・1`。全体事業費は約120億円、うち用地補償費が約6億円と見込まれている。事業期間は10カ年程度が見込まれ、27年度末の大洲・八幡浜自動車道の全線開通が目指される。
大洲・八幡浜自動車道は、大洲市北只の松山自動車道大洲北只ICから八幡浜市保内町喜木の保内ICまでの13・6`を自動車専用道路として整備している。
うち終点側から名坂道路(2・3`)、八幡浜道路(3・8`)、夜昼道路(4・2`)、大洲西道路(3・3`)の4区間に分けて整備を進めている。
名坂道路区間は八幡浜市保内町喜木の保内IC〜同市大平の八幡浜IC間で13年3月に供用開始している。
八幡浜道路区間は、八幡浜市大平の八幡浜IC〜郷の八幡浜東IC間の3・8`。05年度から18年度完成を目指し工事が進められている。
夜昼道路は、八幡浜市郷の八幡浜東ICから大洲市平野野田の平野ICまでの4・2`で、13年度に事業採択され、調査や設計、用地買収が進められている。同区間の中央部には長大トンネルの新夜昼トンネル(延長2・7`)があり、前後(西・東側)に高架橋となる本線が建設される。
提供:建通新聞社