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建通新聞社四国
2017/04/07
【香川】四国整備17年度予算 土器川潮止堰更新へ
国土交通省四国地方整備局は２０１７年度の四国地方予算額（当初）を明らかにした。四国全体の配分は３１５８億円で前年度当初（３１３５億円）に比べ０・７％増とほぼ横ばい。このうち直轄は１３４１億円で前年度当初（１２５２億円）比７・１％増と顕著に伸びたものの、補助・交付金は１８６１億円で前年度当初（１８８３億円）に比べ３・６％減と落ち込んだ。当初予算から公共工事の、施工時期の平準化のための国庫債務負担行為を計上。生産性革命プロジェクトのさらなる具体化を進めるため、施策全般に組み込んだ。
このうち香川県の配分額は直轄１２６億円、補助・交付金２９９億円で計４２５億円と前年度とほぼ同額。新規に土器川河川工作物関連応急対策事業として土器川潮止め堰の更新に着手する。高松空港滑走路改良（８７０㍍）を17年度に完了し、高松地方合同庁舎（Ⅱ期）整備として本年度の完成に向け庁舎内装工事と外構工事を実施する。
土器川潮止め堰の更新は国土交通省初のゴム堰が１９７９年の建設後、37年が経過。耐用年数の30年を超過しており、ゴム袋体の老朽化が著しい上に、洪水ごとに土砂を撤去しないと自立できない問題を抱えている。このため、本年度からおおむね５年間で更新、改築する。現在の潮止め堰は40㍍×２門。これを鋼製ゲートに改築する。本年度に事業費２５００万円を投じ詳細設計を実施し、18年度から更新工事に着手する。河川ではこの他、土器川（土器・飯野箇所、丸亀市）で17年度に堤防断面拡幅と用地補償を実施する。事業費２億３３００万円を見込む。
道路事業では一般国道32号猪ノ鼻道路（徳島県三好市～香川県三豊市）で20年度の全線開通に向けトンネル工事を推進する。新猪ノ鼻トンネルのうち、徳島県側から延長１３８４㍍のトンネル本体工事を第３四半期の入札に向け早期に公告する。発注規模は30億円以上50億円未満のＷＴＯ対象。主要資材としてセメント２０００㌧、生コンクリート１万３０００立方㍍、鋼材３００㌧を見込む。
香川県側からのトンネル工の延長は２・８㌔で、このうち３月末で６６０㍍の掘削が完了している。徳島県側施工分と合わせるとトンネル全体の延長は４１８７㍍。
この他の香川県内の主な事業は次の通り。
【直轄】
▽一般国道11号大内白鳥バイパス（東かがわ市）―17年度事業費20億１６００万円、延長９・２㌔。調査設計、用地買収、橋梁、舗装工事
▽一般国道11号豊中観音寺拡幅（三豊市～観音寺市）―８億９３００万円、延長４・６㌔。調査設計、用地買収（観音寺市）、改良、橋梁工事を推進
▽香川11号交通安全対策（国道11号）―７億３５００万円。田高田交差点改良（東かがわ市）、津田交番前交差点改良（さぬき市）、志度交差点改良（さぬき市）、房前交差点改良（高松市）、八栗新道交差点改良（高松市）、木太自転車通行環境整備（高松市）、国分寺町役場北交差点改良（高松市）、出作町南交差点改良（観音寺市）
▽香川32号交差点改良―９９００万円、追上歩道整備（まんのう町、１５００万円、１・１㌔、新規）、財田上視距改良（三豊市、６０００万円、１カ所）、戸川視距改良（三豊市、２４００万円）
▽香川11号電線共同溝（国道11号、高松市）―２億１０００万円、屋島地区電線共同溝
▽一般国道32号成合大橋―橋長２３３㍍、耐震補強（落橋防止装置など）
▽国営讃岐まんのう公園（まんのう町）―７億７４００万円、維持管理
▽高松港朝日地区―２億１２００万円、岸壁（水深12㍍）。国際物流ターミナルの整備（航路整備の推進）
▽備讃瀬戸航路備讃瀬戸地区―９億円、航路（水深19㍍）。備讃瀬戸北航路の埋没浚渫
▽海洋環境―瀬戸内海、５１００万円
▽高松空港―４億９８００万円、滑走路改良（８７０㍍）。経年劣化に対応した舗装改良、18年４月の民営化に向け17年度に滑走路改良完了の予定
▽高松地方合同庁舎（Ⅱ期）（高松サンポート合同南館）―18億４７００万円、庁舎整備（庁舎内装工事、外構工事）
【補助】
▽県道円座香南線中間工区改築（高松市）―１億８０００万円
▽市道高松海岸２号線大規模修繕（高松市）―５５００万円。屋島大橋
▽河川総合開発事業費補助（建設工事）―椛川ダムに47億４８７４万円、五名ダム再開発に８１００万円
▽治水ダム建設事業費補助（建設工事）―８１００万円、綾川ダム群連携
▽街路交通調査費補助（総合都市高越体系調査）（高松市管内）―事業主体高松市、１９０万円、高松市総合都市交通体系調査、新規
▽高松市景観まちづくり刷新モデル地区（高松市）―２億０２００万円、景観まちづくり刷新支援、新規
▽耐震対策緊急促進事業―香川県、２億６９２５万円
▽防災・安全交付金（香川県内）―98億１２５３万円
▽社会資本整備交付金（香川県内）―26億５１４２万円
提供：建通新聞社
このうち香川県の配分額は直轄１２６億円、補助・交付金２９９億円で計４２５億円と前年度とほぼ同額。新規に土器川河川工作物関連応急対策事業として土器川潮止め堰の更新に着手する。高松空港滑走路改良（８７０㍍）を17年度に完了し、高松地方合同庁舎（Ⅱ期）整備として本年度の完成に向け庁舎内装工事と外構工事を実施する。
土器川潮止め堰の更新は国土交通省初のゴム堰が１９７９年の建設後、37年が経過。耐用年数の30年を超過しており、ゴム袋体の老朽化が著しい上に、洪水ごとに土砂を撤去しないと自立できない問題を抱えている。このため、本年度からおおむね５年間で更新、改築する。現在の潮止め堰は40㍍×２門。これを鋼製ゲートに改築する。本年度に事業費２５００万円を投じ詳細設計を実施し、18年度から更新工事に着手する。河川ではこの他、土器川（土器・飯野箇所、丸亀市）で17年度に堤防断面拡幅と用地補償を実施する。事業費２億３３００万円を見込む。
道路事業では一般国道32号猪ノ鼻道路（徳島県三好市～香川県三豊市）で20年度の全線開通に向けトンネル工事を推進する。新猪ノ鼻トンネルのうち、徳島県側から延長１３８４㍍のトンネル本体工事を第３四半期の入札に向け早期に公告する。発注規模は30億円以上50億円未満のＷＴＯ対象。主要資材としてセメント２０００㌧、生コンクリート１万３０００立方㍍、鋼材３００㌧を見込む。
香川県側からのトンネル工の延長は２・８㌔で、このうち３月末で６６０㍍の掘削が完了している。徳島県側施工分と合わせるとトンネル全体の延長は４１８７㍍。
この他の香川県内の主な事業は次の通り。
【直轄】
▽一般国道11号大内白鳥バイパス（東かがわ市）―17年度事業費20億１６００万円、延長９・２㌔。調査設計、用地買収、橋梁、舗装工事
▽一般国道11号豊中観音寺拡幅（三豊市～観音寺市）―８億９３００万円、延長４・６㌔。調査設計、用地買収（観音寺市）、改良、橋梁工事を推進
▽香川11号交通安全対策（国道11号）―７億３５００万円。田高田交差点改良（東かがわ市）、津田交番前交差点改良（さぬき市）、志度交差点改良（さぬき市）、房前交差点改良（高松市）、八栗新道交差点改良（高松市）、木太自転車通行環境整備（高松市）、国分寺町役場北交差点改良（高松市）、出作町南交差点改良（観音寺市）
▽香川32号交差点改良―９９００万円、追上歩道整備（まんのう町、１５００万円、１・１㌔、新規）、財田上視距改良（三豊市、６０００万円、１カ所）、戸川視距改良（三豊市、２４００万円）
▽香川11号電線共同溝（国道11号、高松市）―２億１０００万円、屋島地区電線共同溝
▽一般国道32号成合大橋―橋長２３３㍍、耐震補強（落橋防止装置など）
▽国営讃岐まんのう公園（まんのう町）―７億７４００万円、維持管理
▽高松港朝日地区―２億１２００万円、岸壁（水深12㍍）。国際物流ターミナルの整備（航路整備の推進）
▽備讃瀬戸航路備讃瀬戸地区―９億円、航路（水深19㍍）。備讃瀬戸北航路の埋没浚渫
▽海洋環境―瀬戸内海、５１００万円
▽高松空港―４億９８００万円、滑走路改良（８７０㍍）。経年劣化に対応した舗装改良、18年４月の民営化に向け17年度に滑走路改良完了の予定
▽高松地方合同庁舎（Ⅱ期）（高松サンポート合同南館）―18億４７００万円、庁舎整備（庁舎内装工事、外構工事）
【補助】
▽県道円座香南線中間工区改築（高松市）―１億８０００万円
▽市道高松海岸２号線大規模修繕（高松市）―５５００万円。屋島大橋
▽河川総合開発事業費補助（建設工事）―椛川ダムに47億４８７４万円、五名ダム再開発に８１００万円
▽治水ダム建設事業費補助（建設工事）―８１００万円、綾川ダム群連携
▽街路交通調査費補助（総合都市高越体系調査）（高松市管内）―事業主体高松市、１９０万円、高松市総合都市交通体系調査、新規
▽高松市景観まちづくり刷新モデル地区（高松市）―２億０２００万円、景観まちづくり刷新支援、新規
▽耐震対策緊急促進事業―香川県、２億６９２５万円
▽防災・安全交付金（香川県内）―98億１２５３万円
▽社会資本整備交付金（香川県内）―26億５１４２万円
提供：建通新聞社
