日刊建設工業新聞
2017/04/07
【鳥取】県立高校の照明全面LED化 約4億円で3年計画
県教育委員会は、環境負荷の低減と維持管理経費の削減を目的とした県立高校の普通教室などを対象とした照明設備のLED化工事を2017年度から3年計画で進める。総工費は約4億円を見込んでおり、17年度は概算工事費1億3000万円あまりを投入して、県内の7校で整備する。
県教委は16年度、これまでに非構造部材の耐震化に合わせてLED化している体育館を除く普通教室などについても全面的にLED器具に更新する方針を決め、具体的な整備計画を策定し、実施設計を行った。
更新の対象となるのは、普通教室、選択教室、特別教室、校長室、職員室、図書室の2008年度以前に製造された全ての照明器具で、東部地区9校、中部地区5校、西部地区7校が対象。17年度は、鳥取商業、鳥取緑風、青谷、倉吉農業、倉吉西、境港総合技術、日野の7校で整備する。工事は、県の地方機関(建築住宅課)が発注する。17年度から3期に分けて整備するLED化工事の各地区の年次計画は次の通り。
※東部地区(概算工事費約1億5400万円)
▽17年度=鳥取商業、鳥取緑風、青谷(約5300万円)▽18年度=鳥取工業、鳥取湖陵、智頭農林(約5500万円)▽19年度=鳥取東、岩美、八頭(約5600万円)。
※中部地区(概算工事費約1億0200万円)
▽17年度=倉吉農業、鳥取中央育英(約3900万円)▽18年度=倉吉東、倉吉西(約3900万円)▽19年度=倉吉総合産業(約2700万円)。
※西部地区(概算工事費約1億3500万円)
▽17年度=境港総合技術、日野(約4200万円)▽18年度=米子西、米子白鳳(約4600万円)▽19年度=米子、米子南、境(約4700万円)。