静岡市は、日本平公園山頂展望施設と周辺整備で、回廊部分の建築工事を6月議会案件として4月中旬に総合評価方式・簡易型T型で公告する。周辺の広場整備は、5月に一括で総合評価方式・簡易型U型で公告する。
回廊は、主体を鉄骨造とし、築造面積は860平方b。延長約190b、幅4・6bの八角形のブリッジで、市産材(オクシズ材)のヒノキをふんだんに使った木組みや目隠し壁(使用量約110平方b)を整備する。
衛生設備工事は発生しないが、電気設備工事は建築に含めて発注する。工期は9カ月間を予定しており、2018年4月。
建築費は、17、18年度で約4億8000万円を予算化している。
建築設計は隈研吾建築都市設計事務所(東京都港区)が担当した。
周辺整備は、面積約1・2fで、芝生広場、駐車場、バリアフリー園路などを配置する予定。11カ月間の工期を想定している。
造園工事費として17、18年度に約1億2000万円を予算化している。18年度も約6000万円を計上予定。造成工事費は、17年度に1000万円を予算化した。
公園整備の早期進捗を目指し、補正予算などへの予算要求も検討する。
シンボル施設は静岡県が発注
日本平公園には、静岡県がシンボル施設を整備する。着工時期は同時期となるが、発注時期は市よりも後になりそうだ。3階建て延べ約900平方bの規模になる。また、県は約1000平方bの前庭を整備する。
県の事業費は、建築費が17年度2億9949万円、18年度4億4400万円、展示工事費として17年度3100万円、18年度4700万円を想定している。
建設地は清水区草薙600他。
提供:建通新聞社
(2017/4/7)
建通新聞社 静岡支社