日本工業経済新聞社(山梨)
2017/04/06
【山梨】防災・安全交付金に120億円
国土交通省は、2017年度予算における社会資本整備総合事業の防災・安全交付金の山梨県分として、22計画に119億9987万1000円を配分した。主な内容は、県の鎌田川広域河川改修(築堤、護岸、橋梁架け替え)や塩川ダム堰堤改良(ダム管理用制御処理設備改良)を行う「山梨県全域における流域一帯となった総合的な浸水対策の推進」に8億5860万円など。
通常砂防事業下部川(身延町)の砂防堰堤を整備する「山梨県における総合的な土砂災害対策の推進」には10億5180万7000円。
県内27市町村全てが該当する「インフラ老朽化に対応する戦略的な道づくり」には9億912万7000円。
県と全27市町村が策定した「県全域における住宅セーフティーネットの構築と安全安心な住まい・まちづくり(第2期)」には11億9075万1000円。
市町村の計画では、山梨市による「安全・安心な山梨市駅南北自由通路及び南口周辺の通学路整備」に7億933万3000円が配分された。
なお、同交付金を活用している県事業で、17年度に開通を予定している道路事業は、一般県道鶯宿上曽根線寺尾工区(0・2q、笛吹市)、主要地方道甲府韮崎線十郎橋西交差点(0・3q、甲府市)。
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山梨県の17年度防災・安全交付金の配分は次のとおり。
[◆計画名=@計画策定主体A配分国費]
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◆道路利用者の誰もが快適で安全・安心な道路環境の確保=@県A7億7516万円
◆安全・安心な山梨市駅南北自由通路及び南口周辺の通学路整備=@山梨市A7億933万3000円
◆計画的な維持管理と震災対策による安全・安心な道路環境の確保=@県A16億9368万3000円
◆通学路等の生活空間における安全・安心な道路環境の確保=@県A12億3064万8000円
◆通学路等の交通安全対策による道づくり=@甲府市、富士吉田市、都留市、山梨市、韮崎市、南アルプス市、北杜市、甲斐市、笛吹市、上野原市、甲州市、中央市、市川三郷町、鳴沢村、富士河口湖町A7億7713万2000円
◆インフラ老朽化に対応する戦略的な道づくり=@甲府市、富士吉田市、都留市、山梨市、大月市、韮崎市、南アルプス市、北杜市、甲斐市、笛吹市、上野原市、甲州市、中央市、市川三郷町、早川町、身延町、南部町、富士川町、昭和町、道志村、忍野村、西桂町、山中湖村、鳴沢村、富士河口湖町、小菅村、丹波山村A9億912万7000円
◆地域における総合的な防災・減災対策による道づくり=@富士吉田市、山梨市、韮崎市、南アルプス市、上野原市、中央市、身延町、南部町、富士川町、西桂町、富士河口湖町、小菅村A1億7943万2000円
◆安全、安心にくらせるまちづくり〜街路整備による通学路の安全確保〜=@県A4億8956万7000円
◆山梨県全域における流域一体となった総合的な浸水対策の推進=@県、甲府市、市川三郷町A8億5860万円
◆山梨県における総合的な土砂災害対策の推進=@県、甲府市、上野原市、甲州市、早川町、身延町、南部町、富士川町、西桂町A10億5180万7000円
◆山梨県における基礎調査の推進=@県A200万円
◆山梨県における総合的な土砂災害対策の推進(重点)=@県A4億7327万5000円
◆下水道施設の安定的な管理による安全・安心な水環境の保全=@県A4億4115万円
◆下水道施設の安定的な管理による安全・安心な水環境の保全(重点計画)=@県A2億2385万円
◆甲斐市における地震対策の推進=@甲斐市A1250万円
◆災害につよく安心・安全な街、甲府市の下水道施設改築更新計画=@甲府市A3億3100万円
◆中央市暮らしやすさを創造する下水道事業=@中央市A343万円
◆南アルプス市における下水道の総合的な地震・浸水対策=@南アルプス市A3342万6000円
◆富士吉田市「富士の麓の安全・安心計画」=@富士吉田市A1100万円
◆富士川町における浸水対策の推進=@富士川町A2500万円
◆都市公園による安心・安全の確保と地域における災害対応力の向上=@県、甲府市、笛吹市、甲州市、甲斐市、山梨市、都留市、南アルプス市、昭和町、富士河口湖町、富士川町A5億7800万円
◆山梨県全域における住宅セーフティーネットの構築と安全安心な住まい・まちづくり=@県、甲府市、富士吉田市、都留市、山梨市、大月市、南アルプス市、北杜市、韮崎市、甲斐市、笛吹市、上野原市、甲州市、中央市、市川三郷町、富士川町、早川町、身延町、南部町、昭和町、道志村、忍野村、西桂町、山中湖村、鳴沢村、富士河口湖町、小菅村、丹波山村A11億9075万1000円