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日刊建設工業新聞
2017/04/06

【鳥取】市町村道交付金事業 17年度35億円規模で事業展開 国費ベースで22億円を県下19市町村へ配分

 政府2017年度予算の成立に伴って、県土整備部は5日、国交付金を活用する市町村道の整備に国費22億円を配分することを決めた。前年に比べ2億8000万円(11・3%)の減。県下19市町村が実施する道路改築や、歩道整備、老朽化対策は、事業費ベースだと35億円規模となる。
 交付金事業は「社会資本整備総合交付金」と「防災・安全交付金」があり▽IC(インターチェンジ)アクセス▽通学路整備▽改築▽老朽化対策(橋りょう修繕、点検)−など六つのパッケージに分別。各市町村から出された要望をもとに配分額を固めた。
 国費22億円の内訳は、改築系が5億0300万円あまり、維持系は残りの17億0300万円となっており、近年の傾向を踏まえて防安事業に重点を置いた。
 鳥取市では河原インター山手線ほか4路線の改築に国費1億1700万円。弥生橋通りの電線共同溝や、扇幸町1号線の補償などには国費2億6500万円を充てる。
 また、米子市は米子駅南北自由通路に関連した詳細設計などに国費7900万円、改築系では安倍三柳線を推進する。
 琴浦町はICアクセスで国道9号から「道の駅」を結ぶ別所中線と東線に国費1270万円。このほか佐崎線の通学路歩道や登坂線の道路拡幅を促進する。
 各市町村への配分額(国費ベース)は次の通り。
▽鳥取市=5億8400万円(通学路2300万円、改築1億1700万円、老朽化対策1億7700万円、歩道・維持修繕2億6500万円)▽米子市=3億2900万円(改築7300万円、老朽化対策8800万円、歩道・維持修繕8700万円、米子駅南北7900万円)▽倉吉市=2億0500万円(通学路2700万円、改築4200万円、老朽化対策6600万円、歩道・維持修繕7000万円)▽境港市=5000万円(改築1500万円、歩道・維持修繕3400万円)▽岩美町=7100万円(改築1800万円、老朽化対策4200万円、歩道・維持修繕1000万円)▽若桜町=3400万円(改築400万円、歩道・維持修繕3000万円)▽智頭町=9900万円(改築600万円、老朽化対策7600万円、歩道・維持修繕1600万円)▽八頭町=5900万円(改築1300万円、老朽化対策1900万円、歩道・維持修繕2600万円)▽三朝町=4100万円(改築100万円、老朽化対策3100万円、歩道・維持修繕900万円)▽湯梨浜町=7300万円(通学路2100万円、改築1700万円、老朽化対策3100万円、歩道・維持修繕200万円)▽北栄町=8100万円(改築300万円、老朽化対策2700万円、歩道・維持修繕5000万円)▽琴浦町=2億3600万円(ICアクセス1200万円、通学路4500万円、改築7100万円、老朽化対策2900万円、歩道・維持修繕7700万円)▽日吉津村=300万円(歩道・維持修繕)▽大山町=4600万円(改築3800万円、歩道・維持修繕800万円)▽南部町=6200万円(通学路1400万円、改築2900万円、歩道・維持修繕1700万円)▽伯耆町=7100万円(歩道・維持修繕)▽日南町=8700万円(改築2200万円、老朽化対策3600万円、歩道・維持修繕2700万円)▽日野町=4800万円(改築500万円、老朽化対策800万円、歩道・維持修繕3500万円)▽江府町=1800万円(改築900万円、歩道・維持修繕900万円)