国立大学法人京都大学が京都市左京区岡崎の官庁宿舎跡を取得していたことがわかった。
国有地を大学施設敷地として取得するにあたり、近畿財務局と京都大学は3月14日に契約した。契約金額は2億6900万円。
対象の土地は京都市左京区岡崎成勝寺町2−1の709・21u。農林水産省大阪営林局平安1号館跡(農林水産省林野庁近畿中国森林管理局平安アパート跡)で敷地にはRC造5階建、延1092・65u(建築面積218・53u)の建物がある。
京大は32年までに外国人宿舎を倍増する計画を将来構想に掲げる。外国人研究者及び留学生の宿舎が恒常的に不足していることから、取得した土地を宿舎「東山二条国際交流会館(仮称)」の建設地として検討。当初計画案によると、敷地の容積率を踏まえ、建物規模は最大床面積1418uの範囲内とし、RC造5階建、延約1399u(建築面積約304u)規模で構想する。収容室数は単身50室程度。1階は洋室9室、管理室、ホール、倉庫、ランドリーなど、2〜4階は同じフロア構成で洋室11室、倉庫、ランドリーなど、5階は洋室5室、倉庫、ランドリーなどを予定。
既存施設を解体し跡地に宿舎を建設。設計期間は積算・申請期間含め約6ヵ月、工事期間は約12ヵ月〜18ヵ月を見込む。