静岡県は、JR沼津駅付近連続立体交差事業(鉄道高架事業)で沼津市原地区の新貨物ターミナルに関する調査設計業務の委託契約を、3月28日にJR貨物と締結した。
県と沼津市は、工事の早期着手に向けて、JR東海、JR貨物と協議を進めている。工事に着手するためには、詳細な構造や施工計画を検討していく必要があるため、これまでに新車両基地と高架区間の調査設計業務委託をJR東海と契約し、業務を実施してきた。
また、新貨物ターミナルについては、2016年3月にJR貨物と現有施設の調査および設計条件の整理に関する業務委託を契約。設計条件の協議が調ったことから、今回、駅部レイアウト検討や建築・電気設備の設計などの業務に着手することとなった。
主な業務内容は、▽現貨物駅の運用状況や最新の設計基準に対応した駅部レイアウト検討と配線設計▽舗装・路盤設計▽建築と電気設備の設計−など。県では「用地の取得ができ次第、成果を活用して、直ちに工事着手できるよう準備を進める」としている。
提供:建通新聞社
(2017/4/5)
建通新聞社 静岡支社