豊川市は、穂ノ原地区で平和公園(仮称)の整備を計画しており、2017年度事業で公園整備や交流施設の建設に着手する。当初予算には事業費約4億9000万円を計上した。第1四半期に発注する見込みで、18年度のオープンを目指す。
平和公園の計画面積は約3f。豊川海軍工廠(こうしょう)」跡地に現存する第一火薬庫などの施設を保存公開する他、交流施設を整備して、ボランティアガイドによる工廠の歴史を語り継ぐ施設とする。
交流施設の規模は鉄骨造平屋450平方b。施設内には、戦争の歴史を学ぶための視聴覚室やパネル展示室などを整備する。この他、公園内には東屋1棟とトイレ1カ所を新設する。
事業費の主な内訳は、交流施設建設に1億9990万円、残存遺構保全整備に4100万円、公園整備に2億3190万円を盛り込んだ。工事期間はいずれも単年度で予定している。
交流施設完成後、施設内のパネル展示に1〜2カ月を見込んでおり、同市では18年6月ごろの供用開始を目指す。
建設地は穂ノ原3丁目地内。
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建通新聞社