日本工業経済新聞社(山梨)
2017/03/31
【山梨】大月都留広域事務組合17年度予算 クリーンセンター改良に継続費
大月都留広域事務組合(大月市初狩町中初狩3274)は、2017年度当初予算を公表した。
新年度から3カ年かけて一般廃棄物処理施設「まるたの森クリーンセンター」(焼却施設基幹的設備など更新)の改良工事を計画。継続費23億4500万円(3カ年)を設定した。
別の場所に計画する新ごみ処理施設建設については、建設に係る空中写真測量、道路予備設計、造成基本設計など委託費4010万円を予算化。
まるたの森クリーンセンター改良工事は、4月に開催する同組合の臨時全員協議会で、事業概要や実施設計および工事の発注方法を説明する。工事発注は早ければ7月ごろを予定し、19年11月の竣工を目指す。
主な工事内容は、焼却施設室の再燃室を始め、ガス冷却室、空気予熱器、燃焼炉、再加熱用空気加熱器、ろ過式集じん器、ごみクレーンなどの内部煉瓦や耐火材の張り替えのほか、中央制御室では、制御システム更新を行う。
そのほかにセンター外観のクラック補修や塗装工事を進める。
16、17年度の債務負担行為で、基本設計をエスイーシー(東京都江東区)、中央監視制御システムPCS設計をテスコ(同千代田区)へ委託した。
同組合に隣接する、まるたの森クリーンセンター(ごみ処理施設、リサイクル)は、工場棟と管理棟などがあり、S造一部RC造4階地下1階建て(総敷地面積6万224u)。焼却能力は1日あたり104tで、全連続燃焼式焼却炉(ストーカ炉)。
一般会計予算総額は17億2312万3000円。