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建設新聞社
2017/03/31

【東北・福島】こころの医療センターの基本計画 システム環境研究所が最優秀

 福島県は、こころの医療センター(仮称)整備基本計画策定業務の委託者を選定するため、公募型プロポーザル手続きを進めた結果、最優秀提案者にシステム環境研究所(東京都中央区)を選定した。
 5者が提案書を提出し、3月29日に福島県病院局内で実施したプレゼンテーション、およびヒアリングで選定。最優秀提案者を優先交渉権者とし、4月上旬に契約を締結する。なお、次点は病院システム(東京都豊島区)だった。
 この計画は、福島県南部の矢吹町滝八幡100地内に立地する県立矢吹病院を老朽化に伴い全面改築し、新施設は、従来の診療科目に加え県内初となる子ども精神病棟を備えた先進的な精神科医療拠点とするもの。
 同病院は、県立矢吹精神病院として1955年に開院。精神科、内科を主な診療科目として病床199床を有する。現施設は、管理棟・診療棟(RC2階建て、延べ4513平方b)、病棟1(同延べ1798平方b)、病棟2(同延べ6145平方b)、生活療法棟(RC造平屋建て、延べ608平方b)など、計延べ1万3942平方b規模で構成し、そのほとんどが築40年以上を経過している。
 基本計画では、医療環境調査などに基づき病院・各部門の運営を検討するほか、延べ面積や構造・耐震工法、配置計画案などの施設構成、整備スケジュールを検討し、2017年度内に予定している基本・実施設計プロポーザルに向けた与条件を確定させる。履行期限は9月30日。
 以降は、18年度内に設計完了、建築工事を19・20年度で行い21年度内の開院を目標に進める。


 提供:建設新聞社