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日刊建設工業新聞
2017/03/31

【鳥取】土木工事実施設計単価全面改定 1日調達公告から適用

 県土整備部は、公共工事の設計積算に使用する「土木工事実施設計単価」を全面改定し、4月1日以降の調達公告から適用する。倉吉地区の生コンクリートは、市場の価格競争が激しくなり単価が下落する。
 年度当初の4月は年2回(4月、10月)の全面改定月。主要資材、一般資材ともに最新の市況価格を反映させる。
 倉吉地区の生コンは、各生コン工場が出荷量の確保を狙った結果、価格競争が強まって1立方b当たり300円下落。主要規格「18−8−40高炉」の場合、1立方b当たりの単価1万5250円から1万4950円に値下がりした。変動率は約2%。
 また倉吉地区のアスファルト、米子地区の再生砕石は、各メーカーの値上げが浸透して価格が上昇する。
 今回の改正単価は、一般財団法人建設物価調査会の建設資材価格調査報告書(月例報告)による実勢単価、「建設物価(4月号)」を踏まえ設定した。
 主な変動資材は次の通り。( )カッコ内は変動率
▽等辺山形鋼=1d当たり4000円上昇(4・9%)
▽溝形鋼=1d当たり1000〜4000円上昇(1・2%〜4・9%)
▽I型鋼=1d当たり1000円上昇(1・2%)
▽鋼板=1d当たり3000円上昇(2・7%)
▽H形鋼=1d当たり3000円上昇(3・8%〜4・1%)
▽生コンクリート(倉吉地区)=1立方b当たり300円下落(マイナス2・0%〜マイナス1・4%)
▽再生砕石(米子地区)=1立方b当たり200〜300円上昇(4・5%〜7・0%)
▽アスファルト(倉吉地区)=1d当たり400円上昇(2・0%〜3・0%)
▽スクラップ(鉄くず)=1d当たりの買い取り価格2500円下落(15・6%)
▽スクラップ(ステンレス)=1`当たりの買い取り価格10円下落(14・1%)
▽軽油(小型ローリー・パト給)=1g当たり1円上昇(1・0%)
▽軽油(船舶用・小型ローリー)=1g当たり1円上昇(2・0%)
▽重油A(ローリー)=1g当たり1円上昇(2・1%