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建通新聞社
2017/03/31

【大阪】大阪モノレール 基本設計などに4・1億円

大阪府は、大阪モノレールの延伸事業で2017年度、基本設計、路線測量、環境調査に着手する。府は、これらの事業費として17年度当初予算案で4億1000万円を計上している。
 基本設計の外注時期は、現在トーニチコンサルタントが進める予備設計(線形や駅舎のレイアウトを検討)の状況を見ながら検討する。予備設計の納期は5月末。また、基本設計の外注方法について、府の担当者は「現在のところ全くの未定」としているが、軌道・支柱・駅舎など、数件に分けることが見込まれる。
 延伸事業の区間は門真市駅〜近鉄奈良線(東大阪市瓜生堂付近)との接続部の延長約9`。途中、▽地下鉄長堀鶴見緑地線の門真南駅付近▽JR学研都市線の鴻池新田駅付近▽近鉄けいはんな線の荒本駅付近▽東大阪市瓜生堂の近鉄奈良線付近―の4カ所に新駅を設置する予定だ。瓜生堂には車庫を設ける。
 今後のスケジュールは、17年度に基本設計や路線測量を完了し、18年度に都市計画決定、軌道法特許取得。19年度に都市計画事業認可と工事施工認可を受けた上で、用地買収と工事に着手、29年の開業を目指す。
 全体事業費は1050億円。内訳は、インフラ部が740億円(調査費など=22億円、用地費=24億円、工事費=694億円)、インフラ外部が310億円(総係費=12億円、車両費=83億円、工事費=215億円)。

提供:建通新聞社