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建通新聞社(静岡)
2017/03/31

【静岡】静岡県浜松市 4月に新清掃工場など入札を公告

 浜松市は、天竜区青谷地内に計画する新清掃工場と新破砕処理センター施設の整備事業について、PFI法に基づく特定事業に選定した。4月に事業者を選定するため、総合評価一般競争入札を公告する。
 事業は、施設の設計・建設と運営業務を一括して行い、所有権は施設竣工後に市に引き渡すBTO方式を採用。事業期間は契約締結日から2044年3月31日までの26年間。24年度の供用開始を目指す。
 公告後、9月上旬まで入札提案書などを受け付け、11月下旬に落札事業者を決める予定。落札事業者は、事業の仮契約までに市内に本店を置く特別目的会社を設立する。
 事業者が行う業務範囲は、新清掃工場と新破砕処理センターの設計・建設と施設の所有権移転業務、運営業務。この他、清掃工場の運転で発生する余熱を利用して発電などを行う付加価値事業に対し、蒸気や温水、電気を用いて余熱を供給する。付加価値事業を行う事業者は市と協力して選定する。付加価値事業の詳細は4月に公表を予定している入札説明書で示す見込み。また、発生する主灰やスラグ、メタル全量の利活用計画立案、売却も担う。
 建設地の敷地面積は約7・8f。新清掃工場の処理対象物は燃えるごみや下水道汚泥、焼却災害廃棄物など。処理方式はストーカ方式またはシャフト式ガス化溶融方式。新破砕処理センターは、燃えないごみや粗大ごみ、蛍光灯やライターなど特定品目の破砕設備を備える。


提供:建通新聞社
(2017/3/31)

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