美濃加茂市から大垣市までの約40`の地域高規格道路「岐阜南部横断ハイウェイ」の整備促進を目指し、岐阜市など沿線の10商工会議所・商工会が「岐阜南部横断ハイウェイ整備期成協議会」を設立した。23日に岐阜市内で設立総会を行い、岐阜商工会議所の村瀬幸雄会頭が会長に選任された。
岐阜南部横断ハイウェイは、国道21号の渋滞解消に向け一部区間の立体化などを進めるもので、すでに東海北陸自動車道岐阜各務原インターチェンジ(IC)から岐阜市茜部本郷までの約6`と坂祝町の大針ICから鵜沼ICまでの約7・6`で供用開始している。
未整備区間のうち、調査区間の指定を受けているのが、坂祝バイパス鵜沼ICから岐阜各務原ICの延長約11`と岐阜市茜部本郷から同下奈良の長良川付近までの延長5`。岐阜市内の区間は、慢性的な渋滞や環交通事故が多発しているため環境改善に向け、国道21号部分を立体化させる。
今後は岐阜市内部分の立体化をはじめ、未整備区間の早期着手について岐阜市、各務原市、岐南町、笠松町など沿線市町で組織する「整備促進期成同盟会」と協力し要望活動を行う。
村瀬会長は「岐阜県内陸部の東西交通を支え、経済発展や緊急医療ネットワークの強化につながる。官民一体となって整備促進を推し進めたい」とコメントした。
提供:建通新聞社(2017/03/31)