建通新聞社(神奈川)
2017/03/30
【神奈川】 事業者に大和リース横浜支店 2・2万uの「食のライブマーケット」 18年着工、19年完成へ 横浜南部市場集客施設の整備・運営 横浜市経済局
横浜市経済局は3月30日、横浜南部市場跡地の一部を利用した集客施設の整備・運営事業者(優先交渉権者)を大和リース横浜支店(横浜市西区)に決めたと発表した。同社の提案は「食のライブマーケット〜地域と人が食でつながる交流拠点〜」をコンセプトに、3階建て延べ床面積2万2077平方bで775台分の駐車スペースを備えた物販店舗・飲食店・サービス店舗を整備する内容=図=。整備の前提となる地区計画の都市計画決定告示(7月見込み)を経て契約を交わし、設計をスタートしてもらう。2018年の着工、19年の完成・開業を目指す。
15年3月に廃止した横浜南部市場(中央卸売市場南部市場、金沢区鳥浜町1ノ1)の中で、「賑わいエリア」に位置付けた敷地のうち面積3万4719平方bを利用。20年間の定期借地権方式を採用して民活で集客施設を整備するもの。
40年以上にわたり地元へ生鮮食料品を供給してきた同市場の特性を踏まえ、▽食の拠点としてのイメージを生かす▽市場ならではの食を堪能できる▽周辺の観光施設と連携して市場の魅力を発信する―のコンセプトを設定。16年7月から公募型プロポーザル方式による事業者選定手続きを進め、整備内容や開設時期などの提案を募った。
4者から応募があり、学識者の委員会(委員長・溝口周二横浜国立大学名誉教授)で審査を行った。次点は大和ハウス工業横浜支社・大和情報サービスのグループだった。
事業者公募に関わるアドバイザリー業務などはアジア共同設計コンサルタント(横浜市南区)、京浜不動産鑑定所(横浜市中区)、大建設計(大阪市西区)、パシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)などが手掛けていた。
提供:建通新聞社