日刊建設工業新聞
2017/03/30
【鳥取】17・18年度建設工事入札参加資格者 県内879社認定4月1日から適用
県土整備部は29日、2017・18年度の建設工事入札参加資格者を決定し、県内879社に認定通知した(=一覧表参照)。前回15・16年度の887社に比べて8社減。4月1日以降の調達公告から適用する。資格有効期間は4月1日から2年間。
土木一般、建築一般など7工種を格付けするとともに、港湾工事など格付け外工種を含め全40工種の有資格者を認定した。
土木一般A級(定数100)は、前回に比べて鳥取管内が5社増の31社、八頭管内が1社減の13社、中部管内が1社増の19社、米子管内が4社減の29社、日野管内が1社減の8社。
今回から定数150を140に削減したB級は、鳥取管内が8社減の43社、八頭管内12社は増減なし。中部管内は3社減の38社、米子管内は4社増の38社、日野管内は1社増の9社となった。
建築一般A級(定数35)では、鳥取管内11社、八頭管内1社に増減はなく、中部管内は2社減の10社、米子管内が2社増の13社だった。
今回からクラスを2等級に変更した「とび等一般」は458社を格付け。A級225社、B級233社に振り分けた。発注基準額は1000万円で区分けする。
県内PCは現在の23社から22社と1社減。新年度からPC6000万円以上のJV構成員は、PC資格者に限定し、土木一般A級(一定総合点数以上)が参加できる措置を廃止する。
このほか、新設工種の「解体工事」には178社を認定した。
※格付けの詳細は本紙4月3日号に掲載します。
17年度総合評価運用で
「受注額」選択を照会
回答期限は4月4日
29日、県土整備部は入札参加資格者の認定と合わせ、17年度に運用する総合評価の「受注額」を照会した。受注額の分母は「生産指標額×k1」と「県工事平均受注額」の選択制。県工事を希望する場合、4月4日を期限に報告を求めた。生産指標額を選択する場合は回答不要。
17年度の各工種、クラスの生産指標額では、係数を乗じた後の上限額は土木一般A級が3億7665万円と、現行3億7700万円とほぼ変動はなく、建築一般A級は2億6652万円と、現行3億0770万円から減らした。
また、会社工事成績点がない場合は70点として評価。トンネル工事受注額の上限は2億2300万円(現行1億8400万円)に設定した。