県は29日、4月1日付の人事異動を発表した。今回の異動者数は2682人で、前年度(2667人)と比べ15人増加した。知事部局では、防災危機管理部長に横山正博・副病院局長、商工労働部長に吉田和彦・千葉の魅力担当部長が就任。総務部長、総合企画部長、健康福祉部長、環境生活部長、農林水産部長、県土整備部長は留任した。
知事部局以外では、水道局長に伊藤稔・県土整備部都市整備局長、議会事務局長に岡本和貴・総合企画部次長、監査委員事務局長に川嶋博之・健康福祉部次長、労働委員会事務局長に内田文雄・防災危機管理部次長が就任。企業土地管理局長、教育長、病院局長、人事委員会事務局長は留任した。
今回の異動では、職員一人ひとりが能力を最大限発揮できるよう、職員の意欲・能力・実績を重視し「適材適所」を心がけた。また、3期目を迎える森田県政において、「次世代へ光り輝く日本一の千葉」の実現に向けた各種施策を着実に推進するための人事体制を整えた。
役付職員については、職員の能力や実績を重視するとともに、意欲や適性等を十分に考慮し、男女の区別なく登用。女性幹部職員は、職域拡大を進め、組織の中枢となるポストにも積極的に登用。課長級以上の女性幹部職員は、前年度に比べ5人増の過去最高となる29人となった。
女性幹部職員は、部長級で千葉の魅力担当部長に冨塚昌子・環境生活部環境政策課長が新たに就任し、飯田浩子・健康福祉部長が留任。次長級では、総務部行政改革推進課長に吉野美砂子・商工労働部産業人材課長など留任を含む4人、課長級で総務部市町村課長に高梨みちえ・総務部政策法務課長など留任を含む5人が登用された。
このほか、成田空港のさらなる機能強化の検討にあわせて、空港周辺地域の社会基盤整備や広域的な地域づくりに重点的に取り組むため、空港地域振興課に空港地域整備・広域活性化班を新設するとともに副参事を新たなに配置し、体制を強化した。また、東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け、会場整備や運営に係る関係機関との協議などを円滑に進めるため、総括責任者として、総合企画部に東京オリンピック・パラリンピック担当部長を新たに配置し、体制の強化を図った。
一方、12年度から実施している東日本大震災被災自治体への職員派遣は、前年度と同規模の15人を派遣する。
異動のあった主な幹部職員は次の通り。〔▽新職=氏名(現職)〕
▽防災危機管理部長=横山正博(副病院局長)▽商工労働部長=吉田和彦(千葉の魅力担当部長)▽会計管理者=神子和夫(教育次長)▽水道局長=伊藤稔(県土整備部都市整備局長)▽県土整備部都市整備局長=行方寛(県土整備部次長)▽東京オリンピック・パラリンピック担当部長=石川徹(総務部秘書課長)▽議会事務局長=岡本和貴(総合企画部次長)▽監査委員事務局長=川嶋博之(健康福祉部次長)▽労働委員会事務局長=内田文雄(防災危機管理部次長)