工事費28億円 17年度に本体建築発注 検討委員会が最終会合 神埼市新庁舎建設検討委員会(委員長・有馬隆文佐賀大学大学院工学系研究科教授、委員21人)の最終会合が23日、神埼市役所であり、新庁舎建設基本設計案を作成した。2017年度の第4四半期に本体建築工事を発注する予定で、同工事費は28億8000万円を見込んでいる。
新庁舎の敷地は現在の東部農林事務所と神埼町保健センターを解体し、約1万3281平方bを造成。鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造、鉄筋コンクリート造)5階建て・延床面積7218平方bの新庁舎を敷地中央付近に建設し、庁舎の南側と東側に合計268台分の駐車場を整備する。
1階に市民利用の多い窓口部門や福祉関係部を設置。2階に教育委員会、建設部や農政部、3階に総務企画部や市長室などを配置する。4階が議場などの議会関連諸室、5階が基幹設備関係諸室となる。
概算事業費は42億0140万円を見込んでおり、内訳は▽庁舎本体建築工事費28億8000万円▽公用車車庫・倉庫工事費1億円▽外構工事費2億7000万円▽用地造成費3億4000万円▽解体費(現庁舎、東部農林事務所)1億円▽移転補償費3億4940万円▽備品購入費1億6200万円―となる。
市は2017年度に実施設計を行い、同年度の12月補正予算で建設工事の継続費を設定し、第4四半期に工事を発注する予定。18―19年度の2カ年で新庁舎の建設工事を進め、合併特例債の発行が可能な20年度末までに事業を完了させる。