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　小松市内で大規模なショッピングモール「イオンモール新小松」が２４日、グランドオープンした。開店前に約２８００人が並び、北陸最大級の巨艦店は終始、県内外からの買い物客らであふれかえった。
　２核１モール型の形態で、北陸初の３層吹き抜けとなっている。約１７０店舗の専門店で構成。このうち、北陸３県に本社を置く企業は４８店舗を数える。
　服飾テナントでは、モール中央部に「Ｈ＆Ｍ」など人気のファストファッションが２フロアのメゾネットタイプで入り、混雑していた。その近くでは、地元の魅力を発信する狙いから設置された、九谷焼１０８枚を配したモニュメント「九谷五彩柱」が目を引く。
　食品ゾーンには、「カレーのチャンピオン」や「もりもり寿し」などが入居。限定商品を提供している。７つのスクリーンを備えるイオンシネマも盛況を博していた。館全体における年間の来店者は８００万人を見込む。
　施設全体の建設規模はＳ造３階建て延べ約８万３０００平方メートル。場所は同市沖周辺土地区画整理事業施行区域内。設計・施工は鹿島が担当。
　この日の記者会見に出席したイオンモールの吉田昭夫社長は、新店舗の集客力に期待を込めた上で「全国から見たら北陸の店舗網は薄め。今後も用地があってマーケットが見込めれば、出店していきたい」と述べた。白山市内への立地計画については「計画段階なので（コメントは）差し控える」とした。