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建通新聞社(岡山)
2017/03/27

岡山赤穂線整備に伴う東区宍甘地内鉄道交差部  17年度は、現場への工事進入道路建設など

 岡山市は、岡山赤穂線整備に伴う東区宍甘地内鉄道交差部について、JR西日本との工事委託契約金額109億9836万円の内訳を明らかにした。それによると、工事費は、在来線交差部の函渠工(フロンテジャッキング工)、パイルーフ工、函体推進工などが51億8436万円、新幹線交差部などの取付擁壁工、函渠工が16億4987万円、在来交差部の付替水路工が5億3437万円、流田一踏切拡幅が6796万円、軌道・電気工事費が9億7605万円の計84億1261万円となっている。また、単年度ごとの工事についてもそれぞれ協定を結ぶことにしており、4月1日付けで別途協定を締結する予定。
 17年度は、現場への工事進入道路建設や作業ヤードなどの工事を計画している。18年度後半に在来線交差部の付替水路工事に着手する予定。11月補正予算でJR西日本への道路工事委託費として、2016〜25年度までの10年間で限度額110億円の債務負担行為を設定している。
 JR工事委託区間の延長は118b。鬼作踏切を廃止して在来線交差部と新幹線交差部を現場打ちボックスカルバート工によりアンダーパスで整備、立体交差とする。全幅は約25b、車道は片側2車線の4車線道路、両側に3・5bの自歩道を設置する想定。
 順調なら、JR西日本が17年度から掘削土の仮置き場整備などの作業ヤード工事、本線部工事中の迂回(うかい)路として使用する流田第一踏切の拡幅工事を進めていく。本線部は、20〜24年度上半期までJR山陽本線との交差部のボックスカルバート工事、23〜37年度第3四半期まで新幹線交差部のボックスカルバート工と取付擁壁工を行う予定。
 岡山赤穂線は、県道原藤原線の中井交差点から国道250号の宍甘交差点までの3・5`区間を4車線で整備し、JR山陽本線と新幹線交差部をアンダーパスで交差させる。幅員は25〜53b。

「提供:建通新聞社」