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日刊建設タイムズ社
2017/03/24

【千葉】新年度予算に継続費53・3億円/小見川総合病院建設事業/今夏着工、19年6月開院

 香取市東庄町病院組合(香取市南原新田438、宇井成一組合長)は、新年度で国保小見川総合病院建設事業に着工する。実施設計が完了し、新年度予算で「国保小見川総合病院建設事業」として2017〜18年度の2か年継続費53億3647万3000円が設定された。順調なら5月ごろに一般競争入札が公告となる見通し。設計は横河建築設計事務所(東京都品川区上大崎2―25―2)が担当。
 継続費の年度割は17年度13億4646万9000円、18年度39億9000万4000円。継続費は周辺外構を含む工事費と工事監理費。ほかに病院情報システム整備費に限度額4億4849万1000円(18〜19年度)の債務負担行為を設定した。
 事業スケジュールは、夏ごろに着工し、18年度末に竣工。開院準備や移設、引っ越しなどの手続きを経て19年6月ごろの開院を目指す。新病院開院後に既存病院を解体。20年度に駐車場など周辺整備を実施する予定。
 新病院は既存駐車場及び医師住宅跡地に建設。敷地面積は2万3872・90uで、このうち約7985uに整備する。
 新病院の規模はS造(耐震構造)4階建て延べ9925・75u(庇下の駐車場・車寄せ209・30uを含む)。建築面積は4811・16u(庇下311・05uを含む)。付属棟など別棟を含む病院全体の延べ床面積は1万407・31uで、建築面積が5329・90u。最高高さは18・7m。ほかに駐車場435台、駐輪場30台分を確保する。
 新病院の階構成と面積は▽1階4508・46u=外来、救急、中央検査、放射線、内視鏡、人工透析、薬剤、医事・地域連携・在宅事業、医療安全、会議室、更衣室、中央倉庫等▽2階3158・69u=病棟、リハビリテーション▽3階1904・00u=手術、中央材料滅菌、臨床工学、栄養給食、管理、機械室▽4階327・60u=電気室、機械室。
 別棟は付属棟1、付属棟2、自動車車庫、受水槽ポンプ室。付属棟1は111・22uで、洗濯室、溝清掃・ボランティア控室、医療廃棄物保管庫、倉庫など。付属棟2は63・00uで、圧縮空気機械室、吸引機械室、マニホールド室、ガスボンベ庫など。
 診療科目は内科、外科、眼科、整形外科、耳鼻咽喉科、小児科、皮膚科、泌尿器科、脳神経外科、歯科、放射線科、リハビリテーション科、循環器科の13科。病床数は一般病床70床、地域包括ケア病床30床の合計100床。
 実施設計による概算事業費は総額71億1765万円を見込んだ。内訳は設計・監理業務2億3152万9000円、本体工事52億7472万円、外構整備工事(第2期)3億7263万6000円、周辺整備工事1852万4000円、医療情報システム整備4億4849万1000円、医療機器・什器・備品整備7億7175万円。k_times_comをフォローしましょう
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