静岡県交通基盤部は、2017年度から建設現場への「快適トイレ」の導入を試行する。対象は交通基盤部が発注する設計金額3000万円以上の工事(災害復旧、建築、建築設備、女性技術者登用型の工事を除く)で、受注者が「快適トイレ」の設置を希望した場合に、月額4万5000円を上限に費用負担(男女別に設置した場合は2基まで)する。
県は、建設現場に男女が快適に使える仮設トイレが普及することで、男女共に働きやすい環境を整備し、女性・若手技術者の担い手を確保する取り組みとして実施する。
快適トイレの標準仕様は、@洋式便座、水洗機能、臭い逆流防止機能など6項目のトイレに求める機能A現場に男女がいる場合に男女別の明確な表示、鏡付き洗面台など4項目の付属品として備えるもの−の全てを満たすもの。また、推奨する仕様、付属品として室内寸法900×900_以上(半畳程度以上)、擬音装置、フィッティングボードなどを定めた。
提供:建通新聞社
(2017/3/24)
建通新聞社 静岡支社