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建通新聞社(中部)
2017/03/27

【三重】四日市港管理組合 2017年度当初予算案

四日市港管理組合は、「富田港地区護岸補強工事費」や国補港湾改修事業の「霞ケ浦地区27号岸壁(マイナス12b)改良費」などを盛り込んだ総額97億6132万円(前年度当初比0・8%減)の2017年度当初予算案を発表した。
 一般会計に67億2743万円(同4・4%減)を計上。国の直轄事業負担金の増額などで、港湾建設費が1億3587万円増加する一方で、港湾管理費が2億1763万円減少するなどにより、3億0982万円を減額した。
 港湾整備事業特別会計は30億3389万円(同8・4%増)。霞ケ浦地区の北ふ頭荷役機械建設事業が完了し、建設事業費が8851万円減少したが、港湾施設維持補修費の増額により管理費が3億0179万円の増加となったことなどに伴い、2億3478万円を増額した。
 18年度の完成(豊栄樋門の東側まで)を目指す富田港地区護岸補強工事は、高潮などによる海水の侵入を防ぐため、護岸補強と耐震性など海岸保全施設の保全機能の強化を進めている。17年度は4億円を計上し、地盤改良工や鋼矢板圧入工、上部工などを実施する。また、霞ケ浦地区27号岸壁(マイナス12b)改良事業は、老朽化が進んでいる岸壁の上部コンクリート補修などの予防保全を行う。予算額は7900万円。
 このほか▽2E・2F上屋耐震補強および改修工事=1億1929万▽臨港道路補修等工事=1億1250万▽霞4号幹線整備(国直轄事業負担金)=24億9200万▽海岸保全施設長寿命化計画策定=4600万▽千歳運河沿い緑地整備(17年度は矢板打設箇所への護岸築造工事)=6000万▽陸上電力供給施設整備(18年度までに6施設、17年度は設備製作と据え付け工事)=1500万▽単独港湾施設維持補修(臨港橋の定期点検、臨港道路の除草など)=2909万▽単独海岸保全施設維持補修(防潮扉補修工事分)=1300万▽環境調査推進(水質・底質調査、地盤沈下測量など)=689万▽単独緑地維持補修=5270万―などを計上した。

提供:建通新聞社